わたしたちは地域の医療と健康を支える薬剤師会として、専門性と役割を活かして八潮市民の健康と保健衛生管理を行っております。
新型コロナウィルス感染症に関する最新情報の提供をはじめ、学校薬剤師やおむつ支給事業、市民向け公開講座など、地域の健康を守りより良い医療環境の実現に努めています。
会長あいさつ
皆さんは、学校で提供される給食を一番初めに食べる人が誰であるかをご存じですか?
校長先生です(地域によっては教頭先生です)。
何故でしょうか?
校長先生がいちばんお腹を空かしているからでしょうか?
または一番食いしん坊だからなのかな?
正解は「毒見」です。
大切に預かっているお子さん(家族の宝であり、国の宝)の口に入る前の給食の品質の確認をするためです。
給食にそんなことはありえないことじゃないかと思うところですが、栄養を摂るためにその安全を確かめるために毒見をするのが校長先生の役目なのです。
給食を食する子供さんたちの「栄養と安全」を確かめているのですね。
薬剤師は「健康と安全」の役目を担う職業です。薬剤師の大きな役目は、体調回復のために服用する薬が「毒薬ではない」そして「毒薬として使われない」ように体内に入る前に確認する「薬の門番」なのです。
健康な体は健康に維持するように。
健康を害した場合は健康を立ち戻すように安全に薬を服用する。
皆さまにとって有意義に「健康と安全」を保ち継続できるようにお手伝いする、それが薬剤師の仕事です。
(一社)八潮市薬剤師会会長
伊藤憲治
薬剤師要綱
昭和48年10月制定
一、薬剤師は国から付託された資格に基づき、医薬品の製造、調剤、供給において、その固有の任務を遂行するにおいて、医療水準の向上に資することを本領とする。
一、薬剤師は広く薬事衛生をつかさどる専門職としてその職能を発揮し、国民の健康増進に寄与する社会的責務を担う。
一、薬剤師はその職務が人の生命・健康にかかわることに深く思いを致し、絶えず薬学、医学の成果を吸収して、人類の福祉に貢献するように努める。